ドライアイ

ドライアイかどうかを検査する、涙の量をはかる「シルマーテスト」とは?

ドライアイかどうかを検査する、涙の量をはかる「シルマーテスト」とは?

古くから伝わる検査法「シルマーテスト」

ドライアイかどうかを診断するには、「シルマーテスト」という検査が欠かせません。この検査方法は、19世紀末にドイツ人のシルマーという人物が開発したもので、現在のドライアイ検査の主流となっています。

検査方法ですが、まず細長い試験紙を下のまぶたに挟み込み、目を閉じて固定します。そのまま5分くらい待って、試験紙にしみ込んだ涙の量を目盛りで計測するというものです。刺激による涙の分泌量を計測する場合は、鼻に刺激を与えて涙を流し、その後計測する刺激シルマーテストを行ないます。これを読んでもおわかりの通り、シルマーテストは簡単なうえにわかりやすい検査方法なので、日本のみならず出界中で行なわれています。

しかし、欠点がまったくないわけではありません。涙の一部は、下のまぶたにある「涙点」から鼻に排出されていますが、この涙点が詰まっていたりすると、涙がうまく排出されないために、分泌量自体が少なくても試験紙はたくさん濡れます。逆に分泌量が多くても、涙点から鼻への排出が多過ぎると、試験紙があまり濡れないため、間違った検査結果がでてしまうことがあります。

 

色素を点眼する「クリアランステスト」

シルマーテストはドライアイ診断に必須の検査方法ですが、完壁なものではありません。シルマーテストの不正確な部分を補うべく行なわれている、他の検査方法にも目を向けてみましょう。まずは、フルオレセインという色素を点眼してしばらく待ち、色素の排出具合をみる「クリアランステスト」という検査。シルマーテストは涙の排出量を考慮した検査ではないため、分泌量に誤差が生じる可能性がありますが、この検査を行えば涙の排出量も同時に知ることができます。涙の排出量が少ないと目にゴミや汚れがたまりやすくなるので、トラブルの原因にもなります。

続いて紹介するのは「染色テスト」です。これは、色素で眼球の表面を染めて生体顕微鏡で詳しく観察することで、眼球の表面についた細かい傷や凹凸の状態などを調べることができる検査方法です。ドライアイの有無やドライアイのタイプを選別するのに非常に適しています。また「綿糸法(めんしほう)」といって、まぶたのへこみに溜まっている涙を、綿でできた糸で吸収し、涙の量を調べる方法もあります。ドライアイの診断には、さまざまな検査方法があります。

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