目の老化、白内障など病気克服編

「サングラス」を上手に活用して白内障予防!

「サングラス」を上手に活用して白内障予防!

■紫外線の化学作用が水晶体に濁りをつくり、白内障の原因に

春から夏にかけて太陽からの紫外線の量がぐんぐん増加します。紫外線は私たちの体の細胞に変化を起こすので、別名、化学線とも呼ばれます。この紫外線は目にも作用を及ぼし、白内障などを引き起こすのです。

白内障は白そこひともいい、水晶体と呼ばれる目のレンズともいえる部分が濁ってしまう病気です。水晶体は本来透明であるべきところですが、ここが濁ってしまうとすりガラスを通してものを見ているのと同じことになってしまい、ぼやけてしまったり、ひどい場合には見えなくなってしまったりするわけです。では、どうして紫外線が水晶体の濁りを生じさせるのでしょうか。

紫外線とは、波長が400ナノメートル(10億分の1メートル)以下の短波長の光をいいます。太陽の光が目に入ると、紫外線のうち、300ナノメートル以下のものは涙や眼球のいちばん外側にある角膜などで吸収されてしまいます。したがって、これは水晶体には届かないので水晶体にとっては問題にはならないわけですが、波長が300〜400ナノメートルの近紫外線と呼ばれる紫外線は、涙や角膜などを通り抜け、水晶体まで達して、そこで吸収されます。

ここで問題が起こります。近紫外線が水晶体で吸収されると、酸素の活性化が起こり
ます。酸素は細胞にとってなくてはならないものですが、この活性化された酸素(活性
酸素)というのは、私たちの体にとっては悪玉に転じてしまっているのです。

活性化された酸素は、たとえば私たちの細胞を守る役割を果たしている細胞膜の機能
を破壊し、細胞の働きを低下させ、老化を早めてしまいます。また、タンパク質を酸化
させて老廃物に変化させたりもします。このようなことが水晶体の中で起こる結果、水
晶体が濁ってしまうのです。

 

■ただ色が濃いだけのサングラスは逆効果

このようなことが通常起きたのではたいへんです。そこで、私たちの体には防御機構が備わっていて、活性化した酸素を処理してくれているわけです。ところが、この防御機構の処理能力も年を加えるにつれて低下してしまいます。そうしたところに紫外線を浴びると、水晶体に濁りが生じやすくなるのです。

いったん白内障になってしまうと、この濁りをとる効果的な治療法というのはなく、
手術をして、濁った水晶体をとり除く以外にありません。そこで、なによりもたいせつな予防のために、ある程度年をとったら、まず目から紫外線をカットしてやることに気をつけたいものです。

そのために、中には抵抗のあるかたがいらっしゃるかもしれませんが、外出時にサン
グラスをかけることをおすすめしたいと思います。特に日ざしの強くなる季節にはサン
グラスは外出時の必需品とお考えください。ただし、このサングラス、選び方によって
はかえって目を悪くすることがありますから注意が必要です。

というのは、私たちはとかく濃い色のサングラスほど紫外線をカットしてくれると錯
覚しがちですが、そうではないのです。色の濃さとは無関係で、紫外線吸収物質がレン
ズに含まれているかどうかによるのです。サングラスを買うときは紫外線をどの程度カ
ットしてくれるのかをメガネ屋さんで確かめて購入するようにしましょう。最近では紫外線の透過率が表示されているものも出回っています。

色が濃いだけで紫外線吸収物質の含まれていないサングラスをかけると、瞳孔が聞いて有害な紫外線が大量に目に入ってしまい、かえって逆効果といってもよいくらいなのです。

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