目の仕組み

屈折性近視と軸性近視…近視の原因説は2つある!

屈折性近視と軸性近視…近視の原因説は2つある!近視には仮性近視(偽近視)と真性近視がある、と述べましたが、真性近視は文字通りに本当の近視です。この真性近視にも二通りあります。屈折性近視軸性近視がそれで、屈折性近視はある意味では後天性の近視であるのに対し、軸性近視は遺伝的要素の強い近視と考えられています。しかしこれは、どちらかといえばということで、決定的にいえることではありません。

 

屈折説と眼軸説

ところで、後天性の近視がなぜ起きるか、という原因説については、従来から、屈折性近視説(環境説ともいわれている)と、眼軸性近視説の二つが論議されています。屈折説というのは、学校時代の過度の近業により、水晶体の調節を持続するために毛様体筋が過度の緊張を強いられた結果、毛様体筋が異常トーヌスを起こし、水晶体にも一種のくせがついて、そのけいれんやくせが元に戻りにくくなって偽近視が起こり、その状態が続く結果、それらのけいれん、くせが器質化(元来持っていた性質のように定着してしまうこと)して、ついに近視が完成してしまう、というものです。

一方、眼軸説は、過度の近業の結果、代謝産物(老廃物)が蓄積し、これが毛様体筋の異常トーヌスを起こし、この異常トーヌスの持続がついには毛様体筋の萎縮をもたらし、そのため調節力は弱まり、ついで毛様体に連続する脈絡膜にも影響して脈絡膜が萎縮し、さらに網膜の外層に異栄養をきたして萎縮、強膜も発育不良となって薄くなる。そして、眼内膜と強膜との強度的なズレが生じ網膜、脈絡膜にもけいれんを起こして萎縮する。こうした眼膜の弱まりが眼球の圧力にも影響を与え、眼球の後部を圧して眼軸が伸びてしまい、近視化現象が起こり、それを水晶体が正視化しようとして屈折力を弱めていくが、ついにそれが補いきれなくなって近視となるというものです。

こうして起きた近視は、目が休養すると毛様体筋の疲労が回復し、異常トーヌス、調節力はある程度回復するが、一度伸びた眼軸は元に戻らずという状態がくり返されて、眼軸はさらに伸びて水晶体屈折力が減り、近視の進行が起こるというものです。

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