目の仕組み

斜視はなぜ起きる!?

斜視はなぜ起きる!?俗にヤブニラミといわれる斜視には、内斜視、外斜視、さらに上斜視、下斜視に分けられます。これは、一方の健康眼が目標物を見ているとき、もう一方の眼(斜視眼)がどちらを向いているかで名づけられたものです。

こうした斜視は、眼筋が正常に働かないために起こります。たとえば内側にまっすぐ伸びた内直筋(内側にまっすぐ伸びた筋肉)が、外直筋(外側に引っぱる筋肉)よりも強ければ内斜視に、外斜視はこの逆で、外直筋が内直筋よりも強いことで起きます。上斜視(三白眼)や下斜視も上・下直筋や上・下斜筋の異常で起こります。

強い遠視がある子どもは、じっと物を見つめるため、筋肉の動きもそのようになり内斜視が起きたりします。また、やや成長したあとに、一眼の視力が落ちたり失明したりすると外斜視になりやすいことは当然です。

斜視になると、両眼の視線がそろわないので一つの物が二つに見えることになります。人間には二つの眼があり、当然、二つの眼で物を見ますが、実際に物が見えるときはまるで一つの眼で見ているように像は一つで、見ている物が、ダブついたり二つに見えたりすることはありません。これを両眼視といいます。

両眼視は生後一ヵ月くらいでほぼ出来上がり、完全に出来上がるのは六歳頃といわれています。小さい子をよく見てみると、なんとなく斜視っぽい感じがあって、親は「斜視ではないか?」と心配して眼科をたずねることがよくあるのですが、これは両眼視がまだ完全に出来上がっていないためで、六歳ぐらいまでの子であれば心配はいりません。

しかし、七歳をすぎても、斜視っぽい感じがあったら、早く専門医の診断を受けたほうがいいでしょう。斜視ですと両眼視ができず、一つの物が二つに見えたりしますから、斜視の眼のほうの像を消そうとして健常な一方の眼だけで物を見ようとします。その結果、使わない眼の視力が衰えてしまいます。つまり、弱視になるのです。こうした弱視を廃用性弱視といいます。

斜視は、ほうっておくとますますひどくなります。早いうちに治療をしたほうがいいのですが、斜視というとすぐ眼筋を正常にするための手術、と思われがちですが、幼児に多い内斜視の多くは中等度以上の遠視が原因になっている場合が多いので、超音波などの治療器を使ったりして治ってしまう場合が多くみられます。

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